- [ 家具・雑貨 ]
2022.7.1
フェイクグリーンのススメ
インテリアグリーン”とも呼ばれる、人工樹脂でできたフェイクグリーンが人気です。
生き生きとしたフレッシュグリーンはもちろん素敵ですが、フェイクグリーンにもさまざまなメリットや楽しみ方がありますよ!
フェイクグリーンのメリット
IKEAでも人気のフェイクグリーン、最近はいっそうリアルな形や素材感のものが増えて、選ぶのに迷ってしまいますね。
私も、自分の家のあちこちに飾っていますし、仕事であるホームステージングでは、デコレーションに必ずと言っていいほど組み合わせるアイテムです。
フレッシュグリーンとはひと味違う、フェイクグリーンのメリットは主に3つあります。
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①水やり不要で手間なし
フェイクグリーンなら、これは言わずもがなですね。
仕事などで忙しかったり、家の日当たりが悪かったりなどの理由で、観葉植物の世話がうまくできなかった経験をお持ちの方はたくさんいるはず。その点、フェイクグリーンは手間なしで楽チン。
枯らす心配は絶対にありません(笑)。
たま〜に葉の上のホコリをササッと拭いてあげるだけだから、生のグリーンは管理が大変と思っている方にはうってつけです。
② 飾る場所を選ばない
フェイクグリーンには土が入っていません。土がないと軽いので、いろんな飾り方が可能です。窓辺に吊るしてみたり、本棚の高い位置に飾ったりすることもできます。土がなく、虫などの心配がなければ、ダイニングテーブルに置くことにも抵抗がなくなりますよね。
また、日光がいらないので、北向きの部屋や玄関、浴室やサニタリーなどの彩りにもぴったりです。
③ 樹形が変わらない
観葉植物を育てたことのある方はお分かりかと思いますが、生の植物は背丈が伸びたり広がったり、葉が落ちたり増えたり、生育環境によって形がどんどん変わってきます。
当たり前のことなのですが、インテリア雑貨として考えると、そこはちょっとやっかい。その点、フェイクグリーンは買ったままの樹形をずっとキープできます。
これは、ワタシ的にはなかなかのメリットだと思っています。
おすすめはフレッシュグリーンとのマッチング
インテリアの中のグリーンは、ある程度のボリューム感を出して飾ると、部屋のフォーカルポイントになってくれます。大きなグリーンが難しければ、複数のやや小さなグリーンをいくつかまとめて飾ってあげてもOK。
そんなときに便利なのがフェイクグリーンです。
今、ご自宅にフレッシュなグリーンがひと鉢あるなら、その隣りにフェイクグリーンをプラスしてみましょう。
簡単にボリュームアップができ、でも水やりの手間は増えません。こんなテクが楽しめるのも、フェイクグリーンの品質が向上して、フレッシュグリーンと遜色がなくなっているおかげ。
また、土がなくて軽いので、いくつかのフェイクグリーンを用意しておけば模様替えもあっという間です。
フェイクグリーンの選び方・飾り方
フェイクグリーンは、選ぶのに困ってしまうほど種類豊富になってきました。
部屋の雰囲気とグリーンのテイストを合わせるのは一案ですが、それはお好みでいいと思います。それよりも、どこに飾るかを最初に考えておくと、選びやすくなるでしょう。
床置きかチェストの上か、それとも高い場所に置くつもりなのか(もちろん転倒防止策は入念に)、それによってサイズ感やグリーンの形も自ずと決まってきますよね。置くスペースに多少ゆとりがあるなら、サイズの違うものをいくつか用意しておくと、ディスプレイがしやすくなります。
飾る時は鉢カバーにもこだわりたいもの。フェイクグリーンの「土がない」というメリットは、鉢カバーも選び放題ということ。水の受け皿はもとより、水はけを考えて穴のあいたものを用意する必要もなし。
バスケットや布などもカバーにできますね。
ちなみに鉢カバーは、植わっている鉢に合わせるのではなく、樹形とのバランスを考えて大きめのものを選ぶのがコツ。グリーンの存在感が増しますよ!
「軽い」というメリットを生かせば、カーテンレールの上や小さなシェルフにミニグリーンを並べたり、窓辺やタオルハンガーに、S字フックを使ってグリーンをハンギングしたりするのも、簡単ですぐに試せるアイデアです。
IKEAで人気の、壁に飾るフェイクグリーン「FEJKA(フェイカ)」は、使い道もいろいろあり、場所をとらなくて便利。部屋のワンコーナーに「フェイカ」を天井までみっしりと飾ってみるのも、新鮮でカッコいいですよね!
部屋にひと鉢グリーンがあるだけで、ちょっと心が安らいで気分もよくなるもの。「グリーンを育てるのは大変そう」、「忙しくて手が出ない」、そんな人こそ、まずはフェイクグリーンでおうち時間を快適にしてみませんか?