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2022.12.12
クリスマス・スワッグの楽しみ方
クリスマスが近づいてきました。12月はいつだって慌ただしいですが、24日に向けてツリーを出したりプレゼントを用意したりの準備も、毎年の楽しみでもありますね。
そんな一年最後のイベントに、今年はシックな「スワッグ」を取り入れてみませんか?
花や枝ものを束ね、吊り下げて楽しむスワッグ
みなさん、「スワッグ」というものを知っていますか? 昔からあるものではありますが、最近よく店先などで目にするようになりました。
スワッグとは、枝ものやドライフラワー、ハーブなどを束ねて根元をひもで結び、吊り下げて飾るもの。
リースのカジュアル版といった感じです。ドイツが由来のようで、玄関先に吊るして魔除けにしていたのが始まりとも伝えられます。
花材次第で華やかにもなったり、ボリュームを出したりもできますが、グリーンを数種類束ねたシンプルなスワッグは、ちょっと大人っぽいクリスマスを演出してくれます。リースほど主張が強くないので、インテリアともなじみやすいですね。
11月末〜12月頭にかけて、当社初の試みとして、トラックを使った移動ショップの形で「出張インテリア無料相談会&北欧ビンテージ+リユース雑貨販売」を行いました。クリスマス前ということもあり、お世話になっているプランツスタイリスト・井出綾さん https://soleil-net.com/製作のリースとスワッグも一緒に販売させてもらったところ、これが大好評!
特にスワッグは、手に取りやすいサイズ感や、クリスマスっぽくなり過ぎないナチュラルさが、新鮮に映ったのかもしれません。
針葉樹で作るグリーンスワッグは北欧風クリスマスにぴったり
井出さんがスワッグに使ってくれた花材は、北欧らしい針葉樹や実もの。
クリスマスをイメージさせる鮮やかな赤などは使わず、グリーンベースになっています。
「スワッグは季節によって花材を変えて作ることができます。クリスマスのスワッグは毎年いくつか作りますが、私らしさを盛り込みたいと考えると、年々シンプルなものになっていきますね」と井出さん。
針葉樹といってもグリーンの色味は品種によって少しずつ違うので、2〜3種類混ぜるだけでも、ニュアンスのある素敵なスワッグに。そこにほんの少し実ものをプラスして、アクセントをつけるのが井出さん流です。
イケアで生のツリーの販売があるのはこの時期の恒例ですが、大きなツリーはなかなか難しくても、スワッグなら生の針葉樹の香りが手軽に楽しめますね。すがすがしい森の香りにきっと癒されますよ。
ちなみに今回販売したスワッグには、針葉樹の間伐材を切り分けて使ってもらいました。
小さいけれど地球に優しい、SDGsなスワッグでもあるのです。
自由な花材で手作りしてもOK。壁面以外の飾り方も楽しんで
ご自身でスワッグを手作りしてみるのも楽しいですね。
花材はお花屋さんで買ってきてもいいし、庭の木を少し切り出して合わせてみても。クリスマス用なら常緑のグリーンがいいでしょう。イケアではフェイクグリーンが豊富にそろっているので、取り入れてみるのもいいかもしれません。色数は控えめに、鮮やかな色を入れるならほんの少し、がシックに仕上げるポイントです。
作り方は、そんなに難しいものではありません。
束ねる時は、横に広げ過ぎず、少しずつ花材の頭をずらしながら、細長くなるように重ねていくのがコツだそう。
「植物の動きを生かしながら束ねることで、ナチュラルで立体的なシルエットになりますよ」と井出さん。
その際、ハンドルの部分は枝だけになるように、葉っぱを整理してから束ねると美しいスワッグになるそうです。
飾り方も自由に! スワッグ=壁飾りという定義もあるようですが、とらわれずに飾ってみていいと思います。飾り棚やテーブル、窓辺などに横置きしてもいいし、コンパクトに作って重ねた食器の上に飾ってもおしゃれですよね。
横置きする時は、スワッグの先端を本などに立てかけると、束ねたグリーンがよく見えます。
いろいろな飾り方ができると考えれば、リースよりも意外と使い勝手がいいかもしれません。
今年のクリスマスは、シンプルで大人っぽいスワッグをぜひ取り入れてみてくださいね!