- [ インテリアデザイン ]
2020.3.12
春の模様替えはカーテンから
新型コロナにインフルエンザ、花粉症…。外出もままならず、気分もふさぎ込みがちですが、日差しのあたたかさに春を感じるようにもなりましたね。春は模様替えの季節。窓辺のカーテンをチェンジして、気分をリフレッシュしませんか?
写真テキスタイル:Marimekko
私のイチオシ! パネルカーテン
厚手の冬用カーテンから春夏仕様のカーテンに変えるだけでも気分はぐんと変わりますが、一年じゅう同じカーテンで済ませてしまっているという方も意外と多いのでは?
一般的なカーテンはひだが寄っているので生地の量が多く、フックをつけ替えるのも面倒。ついおっくうになってしまうのも、うなづけます。
そこでおすすめしたいのが、パネルカーテンです。
パネルカーテンとは、細長い生地を、ひだを寄せずに“パネル”のように窓辺にかけるカーテンのこと。
ふつうのカーテンに比べてすっきりとモダンな印象になり、北欧スタイルのインテリアにぴったり。障子のような雰囲気もあるので、和室にもよく合うんですよ。
クリップ付きのフックを生地につけて、カーテンレールのランナーに引っ掛けるだけなので、
手軽に取り替えられるのもメリットですね。
実は北欧は窓にカーテンをかける文化がない?
北欧では、窓にカーテンをかけて室内を隠す文化があまりありません。
冬が長い国々なので、太陽の光は極力さえぎりたくないと考えていますし、
窓辺で楽しむデコレーションを、むしろオープンにしたいと思う人々が多いのです。
だから日差しや、外からの視線を遮るだけでなく、部屋のデコレーションとしても楽しめるパネルカーテンは、その点でも北欧らしいと言えます。
「Marimekko (マリメッコ)」や「Svenskt Tenn(スヴェンスク・テン)」などの北欧を代表するテキスタイルでパネルカーテンを仕立てれば、ひだがない分、柄を存分に堪能することもできますね。
パネルカーテンは手作りで。ストックがあれば模様替えもカンタン
カーテンクリップ:RIKTIG リクティーグ (イケア)
パネルカーテンは、ミシンでささっと縫うだけで手軽に作ることができます。
1枚の生地サイズは(窓全体の幅を3〜4分割したくらいの布幅)×(窓と同じ長さ)。
これを、3分割したなら3枚、4分割なら4枚用意して、カーテンレールにかけるだけ。
レールはダブルになっていることが多いと思うので、互い違いにかければ開閉も簡単です。
カーテンをすべて閉めたときに少し重なるように幅を決めておくと、すき間ができずきれいですよ。
いろんな柄や素材のパネルカーテンを用意しておけば、模様替えも簡単です。白×色無地、無地×柄、柄×柄など、組み合わせは無限大。
最初は2枚を無地に、2枚を柄物にして、季節や気分に合わせて柄物だけをつけ替えていくというのが試しやすいと思います。
ぜひチャレンジしてみてくださいね!